臨床眼科77巻11号

2023年10月発行

増刊号 眼科の処置・小手術・最新の治療—基本手技から緊急時の対応まで〔特別付録Web動画〕 2．角結膜

結膜弛緩症手術

著者： 田聖花¹

所属機関： ¹東京慈恵会医科大学葛飾医療センター眼科

ページ範囲：P.70 - P.73

●異物感以外にドライアイも生じるため，より再発の少ない術式を選択する

●焼灼法は比較的簡便だが，術後の結膜上皮欠損に注意する

●強膜縫着法では，強膜通糸時の強膜穿孔に注意する

●切除縫合法は，より根治に近い術式である

●切除縫合法では，切除量過多にならないよう注意する

＊本論文中，動画マークのある箇所につきましては，関連する動画を見ることができます（公開期間：2028年10月）．

参考文献

1）Liu D：Ophthal Plast Reconstr Surg 2：25-28, 1986

2）Meller D et al：Surv Ophthalmol 43：225-232, 1998

3）Yokoi N et al：Cornea. 24（Suppl）：S24-S31, 2005

4）Huang Y et al：Ophthalmology 120：1681-1687, 2013

5）Kashima T et al：Clin Ophthalmology 5：1391-1396, 2011

6）Youm DJ et al：Ophthalmology 117：2129-2133, 2010

7）Otaka I et al：Am J Ophthalmol 129：385-387, 2000

8）Yokoi N et al：Adv Exp Med Biol 506（Pt B）：1263-1268, 2002