文献詳細
文献概要
増刊号 眼科の処置・小手術・最新の治療—基本手技から緊急時の対応まで〔特別付録Web動画〕 8.小児眼科・斜視
小児の睫毛内反への対応
著者: 太田優1
所属機関: 1慶應義塾大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.302 - P.304
文献購入ページに移動●睫毛内反症は,眼瞼前葉の余剰や,下眼瞼牽引筋群の皮膚穿通枝の脆弱性により起こる
●術式は切開法と通糸(埋没)法がある
●切開法であるHotz変法が確実性の高い術式であり,小児には全身麻酔を繰り返さないためにも初回からこちらを選択したほうがよい
●内眼角贅皮が著明な場合は,内眼角形成術(内田法,Z形成など)を併施する必要がある
●術式は切開法と通糸(埋没)法がある
●切開法であるHotz変法が確実性の高い術式であり,小児には全身麻酔を繰り返さないためにも初回からこちらを選択したほうがよい
●内眼角贅皮が著明な場合は,内眼角形成術(内田法,Z形成など)を併施する必要がある
参考文献
1)木下 茂(監),渡辺彰英・他(編著):顕微鏡下眼形成手術.p58-71,メジカルビュー,東京,2013
2)嘉鳥信忠・他(編):専門医のための眼科診療 クオリファイ29眼形成手術.p139-145,中山書店,東京,2016
3)嘉鳥信忠・他(編):Monthly Book OCULISTA「超」入門眼瞼手術アトラス—術前診察から術後管理まで.36-44,45-53,全日本病院出版会,東京,2022
4)大鹿哲郎(監),野田実香(編):眼手術学 眼瞼.362-368,文光堂,東京,2013
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