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増刊号 眼科の処置・小手術・最新の治療—基本手技から緊急時の対応まで〔特別付録Web動画〕 8.小児眼科・斜視
先天鼻涙管閉塞・先天涙囊瘤(先天涙囊ヘルニア)
著者: 大野智子1 松村望1
所属機関: 1神奈川県立こども医療センター眼科
ページ範囲:P.305 - P.309
文献購入ページに移動●片側性の場合は,生後6〜9か月頃を目途にプロービング(ブジー)を行う
●プロービングの際は介助者にしっかり患児の顔と体を制御してもらう
●プロービングは無理な力を入れない,押し進めない
●ブジー不成功時は同じことを繰り返さない
先天涙囊瘤(先天涙囊ヘルニア)
●自然治癒が多い
●一方で,急性涙囊炎や蜂窩織炎を生じることがある
●両側性の場合は呼吸困難をきたす可能性がある
●経鼻的造瘻術による治療が奏効する
*本論文中,動画マークのある箇所につきましては,関連する動画を見ることができます(公開期間:2028年10月).
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