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特集 意外と知らない小児の視力低下
小児・発達障害児・心因性視力障害の視力検査のコツ
著者: 中山百合1
所属機関: 1砧ゆり眼科医院
ページ範囲:P.1390 - P.1396
文献購入ページに移動●小児では,年齢や精神発達に応じて適切な視力検査方法を選択する。対光反射,嫌悪反応,PL法,Teller Acuity Cards®,森実式ドットカード,絵視標,ランドルト環ハンドルなどを用いていく。
●正常発達児では,大まかには3歳0か月で視力0.5,3歳8か月で視力0.8,4歳8か月で視力1.2に発達していく。
●発達障害児の検査は追い詰めずに関心を引き出せる方法を選び,心因性視力障害の疑いがあればレンズ打消し法や他覚的な所見から保有視力を測定する。
●正常発達児では,大まかには3歳0か月で視力0.5,3歳8か月で視力0.8,4歳8か月で視力1.2に発達していく。
●発達障害児の検査は追い詰めずに関心を引き出せる方法を選び,心因性視力障害の疑いがあればレンズ打消し法や他覚的な所見から保有視力を測定する。
参考文献
1)東 範行(編):小児眼科学.三輪書店,東京,2015
2)森実秀子・森実健二・上野昌子:幼児視力評価のためのDot visual acuity cardの試作と使用経験.眼科31:451-455,1989
3)柿澤敏文:全国視覚特別支援学校及び小・中学校弱視学級児童生徒の視覚障害原因等に関する調査研究—2015年度調査—報告書.筑波大学人間系障害科学域1-19,2016
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