臨床眼科77巻12号

2023年11月発行

特集 意外と知らない小児の視力低下

乳幼児健診とスポットビジョンスクリーナー

著者： 輪島良太郎¹

所属機関： ¹金沢大学附属病院眼科

ページ範囲：P.1398 - P.1404

●乳幼児健診では，SVSの導入により今までよりも屈折異常の検出がしやすくなった。

●SVSにはスクリーニング機能が付いているが，検査値の評価には注意が必要である。

参考文献

1）国立成育医療研究センター：乳幼児健康診査事業実践ガイド．2018

2）国立成育医療研究センター：改訂版乳幼児健康診査身体診察マニュアル．2021

3）日本眼科医会：園医のための眼科健診マニュアル．2019

4）日本眼科医会：3歳児健診における視覚検査マニュアル．2021

5）瀧畑能子：三歳児健診の現状と問題点．あたらしい眼科23：707-711，2006

6）Hayashi S, Suzuki I, Inamura A et al：Effectiveness of the Spot Vision Screener in screening 3-year-old children with potential amblyopia in Japan. Jpn J Ophthalmol 65：537-545, 2021

7）松岡真未・仁科幸子・三井田千春・他：6ヵ月以下の乳児に対するSpot Vision Screenerの使用経験．眼臨紀15：42-46，2022

8）厚生労働省：3歳児健診の視覚検査に関する体制整備への協力について．2022

9）柏井眞理子：【速報】3歳児健診への屈折検査導入状況．日本の眼科93：1308-1311，2022

10）日本弱視斜視学会・日本小児学会：小児科医向けSpot Vision Screener運用マニュアル　Ver. 1．http://www.japo-web.jp/_pdf/svs.pdf（閲覧日：2023年6月15日）