文献詳細
今月の表紙
文献概要
症例は57歳,男性。4年前に健康診断で左眼の視神経乳頭近傍の腫瘤を指摘され,近医を受診し,左眼傍視神経乳頭血管腫の診断のもと経過観察されていた。4年後の健康診断で腫瘤の増大を指摘され,また,近医の視野検査において視野欠損を認めたため当院へ紹介となった。初診時視力は左右ともに(1.5)であった。初診時の超音波Bモード検査で視神経乳頭上に直径約2.8mm,高さ約2.5mmの腫瘤が確認でき,OCT検査でも視神経乳頭上の隆起性病変を認めた。近医からのこれまでの眼底写真と比較しても,腫瘤の明らかな増大が確認され,腫瘤の性状を検索するため,眼底写真,フルオレセイン蛍光眼底造影検査(以下FA)を施行した。写真はそのときのものである。
撮影は,眼底カメラコーワVX-20α(興和社)を用いた。腫瘤への造影剤流入の様子を確認するため,視神経乳頭鼻側と黄斑部が一枚に納まるよう撮影した。また,腫瘤の性状を確認するため,眼底写真とFAともに腫瘤頂点にピントを合わせ,FAでは早期像から約2秒間隔で造影剤の流入の様子に注意しながら撮影を行った。
撮影は,眼底カメラコーワVX-20α(興和社)を用いた。腫瘤への造影剤流入の様子を確認するため,視神経乳頭鼻側と黄斑部が一枚に納まるよう撮影した。また,腫瘤の性状を確認するため,眼底写真とFAともに腫瘤頂点にピントを合わせ,FAでは早期像から約2秒間隔で造影剤の流入の様子に注意しながら撮影を行った。
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