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著者: 稲谷大
所属機関:
ページ範囲:P.548 - P.548
「日本のプレゼンスが落ちた」と嘆く先生もいらっしゃいますが,私はちょっと違うのかなって思います。アジア諸国が経済成長して豊かになって研究する余裕ができたということだと思います。アジア諸国は戦前,欧米列強の植民地で,戦後独立した後も貧しい時代が続きました。今のアジア諸国の研究レベルの高さは,先人たちが目指していた豊かなアジアがようやく実現できたということではないでしょうか? 学問の世界なのだから,日本の眼科医が教えてやるみたいなマウントの取り合いよりも,これからは日本人もアジアの一員として,研究成果を対等に発表し合う国際学会として参加できればと思います。
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