文献詳細
今月の表紙
文献概要
症例は65歳,女性。数十年前から網膜色素変性のため眼科通院をしていたが,5〜6年前から光覚弁となったため,眼科通院を自己中断していた。また当科初診の2〜3日前に転倒し額を打っていた。
当院初診日21時頃,左眼疼痛を自覚したため,近隣の救急外来を受診した。救急医により急性緑内障発作が疑われ,福島県立医科大学附属病院(以下,当院)に紹介され受診した。23時に当院に到着した際の所見は,両眼光覚弁,眼圧は右11mmHg,左45mmHgであり,左前房内に水晶体完全脱臼を認めた。もともと視力は光覚弁であり,かつ深夜帯のため,疼痛解除を目的とし,緊急で水晶体囊外摘出術+前部硝子体切除術を行った。翌朝には疼痛はなく,眼圧は左15mmHgであり,当初の目的は達成した。
当院初診日21時頃,左眼疼痛を自覚したため,近隣の救急外来を受診した。救急医により急性緑内障発作が疑われ,福島県立医科大学附属病院(以下,当院)に紹介され受診した。23時に当院に到着した際の所見は,両眼光覚弁,眼圧は右11mmHg,左45mmHgであり,左前房内に水晶体完全脱臼を認めた。もともと視力は光覚弁であり,かつ深夜帯のため,疼痛解除を目的とし,緊急で水晶体囊外摘出術+前部硝子体切除術を行った。翌朝には疼痛はなく,眼圧は左15mmHgであり,当初の目的は達成した。
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