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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科78巻10号

2024年10月発行

文献概要

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あとがき フリーアクセス

著者: 稲谷大

所属機関:

ページ範囲:P.1310 - P.1310

 10月号が出版される頃には,ずいぶんと気候も涼しくなってきているとは思いますが,あとがき執筆時点8月7日現在,外は猛暑でほんと死にそうです! ここ年々,夏の暑さが厳しくなってきているように思えます。研究職に長らく従事していると,データを見てみないと気がすまない性分になってしまっているので,この際,昔と今とでどのくらい気温が上昇しているのか,100年前と昨年の気温を気象庁のデータ用いて比較してみました。

 昨年2023年の福井県の年平均気温は16.2℃,年最高気温は37.9℃,最低気温が−4.4℃でした。100年前1923年の年平均気温は13.9℃,最高気温は37.7℃,最低気温が−9.7℃で,年平均気温が2℃上昇,最低気温が5℃上昇しています。どうりで最近は雪が積もらなくなったと皆が口にするのも納得してしまいます。ちなみに東京都は,2023年の年平均気温17.6℃,年最高気温37.7℃,最低気温−3.4℃,1923年の年平均気温14.2℃,年最高気温35.1℃,最低気温−6.6℃で,年平均気温が3℃上昇,最高気温が2℃上昇,最低気温が3℃上昇でやはり温暖化が確認できます。私が生まれる前は,東京でも最低気温が−5℃以下になることはよくあったようです。子供の頃,冬には水たまりが凍っているのを見かけましたが,最近では全く見かけなくなりました。もし興味のある方は,「過去の気象データ検索 気象庁」で検索すれば,ご自身がお住まいの地域の過去の気温や天気を調べることができるので試してみてください。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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