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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科78巻6号

2024年06月発行

文献概要

連載 Clinical Challenge・51

ステロイド点眼に反応しにくい周辺部角膜潰瘍

著者: 北澤耕司1

所属機関: 1京都府立医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.665 - P.668

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症例

患者:27歳,男性

主訴:右眼の羞明

現病歴:1か月ほど前に右眼の違和感を自覚し軽度の結膜炎を認めた。その後,徐々に眼痛および羞明が増悪したため近医眼科を受診した。右眼の角膜周辺部に潰瘍形成と結膜充血を認めたため,1.5%レボフロキサシン点眼4回/日,0.1%フルオロメトロン点眼4回/日が開始された。数日後の再診を指示するも2週間受診がなく,再診時にも改善を認めなかったため,京都府立医科大学附属病院へ紹介され受診となった。

参考文献

1)Hassanpour K, H EISheikh R, Arabi A et al:Peripheral Ulcerative Keratitis:A Review. J Ophthalmic Vis Res 17:252-275, 2022
2)Mondino BJ:Inflammatory diseases of the peripheral cornea. Ophthalmology 95:463-472, 1988
3)Alhassan MB, Rabiu M, Agbabiaka IO:Interventions for Mooren's ulcer. Cochrane Database Syst Rev 2014:CD006131, 2014
4)Kinoshita S, Ohashi Y, Ohji M et al:Long-term results of keratoepithelioplasty in Mooren's ulcer. Ophthalmology 98:438-445, 1991

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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