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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科78巻9号

2024年09月発行

文献概要

連載 Clinical Challenge・54

円錐角膜の進行による視力障害

著者: 原雄将1

所属機関: 1日本大学医学部視覚科学系眼科学分野

ページ範囲:P.1046 - P.1048

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症例

患者:20歳,男性

主訴:左眼の視力低下

現病歴:近医で円錐角膜の診断のもと,経過観察中であった。最近半年の間に明らかな左視力低下の自覚があり,精査加療を目的に日本大学医学部附属病院眼科に紹介され受診となった。紹介元の経過観察では,6か月で角膜の最大屈折力が1.0D以上増加しているとのことであった。普段はハードコンタクトレンズを使用していた。

既往歴:アレルギー性結膜炎

参考文献

1)Nottingham J:Practical observations on conical cornea, and on the short sight, and other defects of vision connected with it. 1-260, J. Churchill, London, 1854
2)Wollensak G, Spoerl E, Seiler T:Riboflavin/ultraviolet-a-induced collagen crosslinking for the treatment of keratoconus. Am J Ophthalmol 135:620-627, 2003
3)Daxer A, Misof K, Grabner B et al:Collagen fibrils in the human corneal stroma:structure and aging. Invest Ophthalmol Vis Sci 39:644-648, 1998
4)Spoerl E, Huhle M, Seiler T:Induction of cross-links in corneal tissue. Exp Eye Res 66:97-103, 1998

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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