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特集 第77回日本臨床眼科学会講演集[7] 原著
涙腺炎を初発とした特発性外眼筋炎の1例
著者: 末野玲雄1 毛利玲於奈2 中村千晶2 前田奈津子2 岡本史樹1 小早川信一郎2
所属機関: 1日本医科大学付属病院眼科 2日本医科大学武蔵小杉病院眼科
ページ範囲:P.1146 - P.1150
文献購入ページに移動症例:76歳,男性。右眼の疼痛,充血,眼瞼腫脹,視力低下のため,日本医科大学武蔵小杉病院へ紹介受診した。涙腺生検にて涙腺炎と診断した。ステロイド治療により他覚的所見と自覚症状の改善がみられたが,6か月後に複視を訴えて再来した。画像検査にて外眼筋炎が認められた。再度,ステロイド治療により自覚症状の改善を得た。
結論:涙腺炎に引き続き外眼筋炎を発症した症例を経験した。特発性眼窩炎症では炎症部位が移動する場合があり,長期の経過観察を要する。
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