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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科8巻1号

1954年01月発行

文献概要

臨床實驗

人胎兒網膜の發生に就て—特に眼胚後極部の發生(1)

著者: 市川達1

所属機関: 1日本醫科大學眼科學教室

ページ範囲:P.38 - P.45

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第1章 緒言
 網膜の發生に付いては古くより幾多の研究があるが,人胎兒に關するものは少ない。人眼に於ては新鮮な良好な材料を,特に極めて早期のものを自由に蒐集する事が困難である爲であらう。然しながら既にChievitz1),Seefelder2),Mann3)等は人眼網膜の發生に關して詳細な研究を發表している。恩師中村康教授は昭和24年視器の發生に就て數年に亙り報告せられ網膜の發生過程に就ても其の概略を明かにせられた。
 近時網膜の機能に關する研究は盛んであり,その組織化學的研究も多數發表せられている。私は基礎の又基礎とも言うべき發生學的研究も又有意義なりと信じ,本邦人胎兒につき網膜の發生を研究した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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