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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科8巻1号

1954年01月発行

臨床實驗

オーレオーマイシンのトラコーマ性パンヌス潰瘍並に浸潤に對する効果

著者: 今泉龜撤1 服部而立1 氏家正夫1

所属機関: 1岩手醫科大學眼科教室

ページ範囲:P.59 - P.63

文献概要

 角膜のトラコーマ性病變に對しては,結膜病變と異つて,直接視力に關係する爲に,從來思い切つた治療が不可能で,トラコーマ治療上誰もが難澁を感じていた。然し最近トラコーマに有効な抗生物質の出現は,獨り結膜病變に對してのみならず,角膜病變に對しても有力視され,注目を受けるに至り,本邦に於ては既に三井,出口,淸水,北村の諸氏,本教室の今泉,堀内等によつて,斷片的な臨床實驗ではあるが,若干の報告をみている。今回吾々は,角膜のトラコーマ性病變,殊にパンヌスに就て,可成り多數の症例を以て,而も系統的に才一レオマイシンによる各種治療法の比較實驗を行つたので茲に報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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