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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科8巻1号

1954年01月発行

臨床實驗

ヘルペス性角膜炎に對するコーチゾンの効果とアレルギー性瀰慢性表層角膜炎に就て

著者: 牧内正一1 長又博之1

所属機関: 1大阪醫科大學眼科

ページ範囲:P.75 - P.78

文献概要

 口唇や眼瞼のヘルペスは1〜2週間で治癒するのに,角膜ヘルペスの多くが長い經過を辿るのは何故であろうか。また最近角膜ヘルペスに對してオーレオマイシン,テラマイシン,サルフア劑,コーチゾン等が使われているが,其の治療成績は極めて區々で,或る場合には全く相反した成績が報告され,殊にコーチゾンについては,劇的な効果を謳つた報告のある反面,全く無効の報告もあるのは一體いかなる理由によるのであろうか。
 私達はヘルペス性角膜炎の經過を精細に觀察し更に動物實驗を行つた結果,以上の疑問に對して解答を與えることが出來たと思うので,こゝに報告して諸賢の御批判を仰ぎたいと思う。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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