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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科8巻1号

1954年01月発行

文献概要

臨床實驗

Domiannatrium(6-Sulfanilamido-2, 4-dimethyl Pyrimidine-natrium)の眼科領域に於ける應用

著者: 水川孝1 中山郁郞1 西山敬太郞1

所属機関: 1徳島大學醫學部眼科教室

ページ範囲:P.79 - P.82

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Nordmark werke研究所のLoop(1946)により合成された6-Sulfanilamido-2,4-dimethylprimidine)は
 (図省略)
の構造式を有し,グラム陰陽兩菌に廣範な抗菌性を有し,(特に大腸菌,變形菌,淋菌,葡萄状球菌,連鎖状球菌,肺炎双球菌,赤痢菌に強力な感受性があると言われている)且つ,溶解性,吸收排泄,體組織への移行並に毒性に於ても,既存のズルフアミン劑よりもその優位勢が認められている。勿論該劑は各科領域に於て應用され,優秀な事實が認められつつあるので,鴬然我が眼科領域に於てもその應用が問題になるべぎだが,殊にそのナトリウム鹽である
 Domiannatrium(6-Sulfanilamido-2,4-dimethylpyrimidine-natrium)
 (図省略)
は溶解性の點に於て,Domianより遙かに優れ,局所使用に便利である故,その局所的投與に於て如何程の効果を收め得るかを検討することが最も必要と考えた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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