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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科8巻10号

1954年10月発行

臨床実験

日置式色覚計(偏光アノマロスコープ)の検討—その2,スモーク・ウエツジに就て

著者: 飯沼巖1 山地良一1 安藤純1

所属機関: 1和歌山医大眼科

ページ範囲:P.1013 - P.1016

文献概要

 日置式アノマロスコープは,Nagel氏式Ⅱ型に対応すべきものであるが,その最も大きな特徴はNagel式に於てはその入射光を加減する際にスリツトの巾を増減して光量を調節するのに対して,偏光を用いて加減する為,色の純度を落さないと云う点である。而して,混色光にはこの偏光を用いて光量を調節しているので甚だ都合が良いが,単色光の方は,器械の構造上の都合により,己むを得ず,スモーク・ウエツジによつて,その明度差を加減している。即ち,混合色と均等すべき単色光の量的な変化は,スモーク・ウエツジの度盛によつて表わされるのである。
 それではスモーク・ウエツジによれば,偏光による場合と,どの点が如何様に異るのであろうか。一応検討すべき問題である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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