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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科8巻10号

1954年10月発行

文献概要

臨床実験

先天性無虹彩症(不全型)のコンタクトレズによる治療

著者: 野寄達司1 曲谷久雄1

所属機関: 1順天堂医大眼科

ページ範囲:P.1017 - P.1018

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 従来,先天性無虹彩症,虹彩欠損,白児等虹彩に変化を有する先天異常には確実な治療法はなく,僅かに塩化金による染色,入墨又は保護眼鏡の使用等が行われているにすぎない。これらの瞳孔又は虹彩の色の異常を矯正する為に,虹彩色付コンタクトレンズを用いて,瞳孔を正円正常大にすることは,最良の方法である。この方法に就いては佐藤勉教授が臨牀眼科(第6巻,第517頁,昭27年)に発表して居られる。
 筆者等は最近先天性無虹彩症(不全型)の患者に,本法を応用して,良好な結果を得たので,茲に報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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