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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科8巻10号

1954年10月発行

臨床実験

網膜中心動脈變縮症に対するイミダリン頸動脈内注射の経験並に網膜血管徑の計測成績

著者: 池田正敏1 長瀨憲一1

所属機関: 1新潟大学眼科教室

ページ範囲:P.1023 - P.1026

文献概要

 網膜中心動脈痙攣には持続性のものと一過性痙攣とあり,前者は蛋白尿性網膜炎(高血圧性網膜症)の成因に関連して興味ある問題であるが,ここに述べんとする後者は発作性に一過性の視力障碍を惹起するもので比較的少ない病気である。
 私共は最近本症の1例に遭遇したのを機会にイミダリンの頸動脈内注射を試みたところ甚だ有効に作用したものを経験したので報告するものであるが,同時に網膜血管径も計測してその経過も追及することが出来たので併せてこゝに記載する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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