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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科8巻10号

1954年10月発行

臨床実験

Calpinolの近視及假性近視治療成績

著者: 酒井利彦1

所属機関: 1慶大眼科教室

ページ範囲:P.1039 - P.1042

文献概要

 近視は我が国に特に多い疾患の一つとされ,戦時中には,労働能力に関聯するものとして,多方面より研究され貴重な成果が種々発表された。併し近視の発生原因に関しては,未だ帰一した結論に達していないが,中等度以下の近視眼の中には,学令期に発生し,身体の成長の終ると同時に進行も停止し,環境に大きな関係を有するものが多数存在することが確認された。近視の治療も斯様な種類の近視眼に対し種々の方法が行われ報告されている。慶大眼科教室に於ても戦時中,縮瞳藥Calpinolを使用し,近視治療が行われたので其の結果を検討し茲に報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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