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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科8巻12号

1954年12月発行

文献概要

銀海餘滴

コーチゾン製藥会社健保

著者: 中泉

所属機関:

ページ範囲:P.1155 - P.1155

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 コーチゾンは残念ながらまだ日本では出来ない。いつれ其内に国内で製産される様になるだろうが只今は輸入よりしかたがない。普通我々の手に入る製品は米国メルク社米国アプジヨン杜,独逸シエーリング社の三社である。この製品を比較して見ると20c,c,瓶入を4000円以上で買つたのでは健保では医師が損をする事になる。東京の普通の価格3300円で買入れて使用して丁度一パイ一パイで利益にはならない。所が之を2600円で買入れて使用すると丁度健保の計算通りの利益になる。即ち厚生省は2600円として計算したものらしい。我々が上記の三社の製品を買入れて見ると2600円で買えるのは普通では独逸シエーリング杜製品である。効力については学者の実験に待つので三社同効力としての話である。又使用して見て独逸品は1/4の結膜下注射針でつかえないという利点がある粒子が他に比してこまかいらしいのである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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