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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科8巻2号

1954年02月発行

文献概要

特集 第7回臨床眼科学會 普通講演

(11)腎炎性網膜炎の像を呈した結節性動脈周圍炎

著者: 郭漢謀1 逸見和雄1

所属機関: 1群馬大學眼科

ページ範囲:P.153 - P.161

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 結節性動脈周圍炎は既にRokitansky (1852年)によつて觀察されていたが,周知の如くKussm-aul及びMaier (1866年)が初めて獨自の疾患として記載命名した。その後數多の報告が追加せられ,殊に近年に器いては所謂膠原病の1つとして注目すべき疾患となりつゝある。
 吾が國眼科領域においては,淺山氏が原田氏病の1例を觀察して初めて結節性動脈周圍炎なる名稱を用いたが,その後井街,弓削,宇山教授等を初め數氏の報告を見るに過ぎない。私共は腎炎性網膜炎の像を呈した結節性動脈周圍炎と考えられる2例を觀察し,その1例において皮下結節を摘出剖検の結果,前記の診斷を確定し得たので,その大要を報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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