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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科8巻3号

1954年03月発行

文献概要

臨床實驗

諸種結膜炎に於けるドミアンの局所應用に就て

著者: 田中三郞1

所属機関: 1京都大学医学部眼科教室

ページ範囲:P.446 - P.448

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 1935年DomagkによるProntosilの発見以来サルフア剤(以降S剤と略記)を以てする化学療法が全医学会を風靡するにいたり,而して又眼科領域に於ても諸種細菌を病原とする化膿性疾患に対して広く応用されるにいたつた。所が,Peni-clllnに始まる一連の抗生物質の発見,実用に供されるや,S剤の適応が減じたかの感があつたがS剤の有する広範囲に亙る抗菌力や,又各種の細菌に対する抗生物質とは異なる作用機転のため,抗生物質と併用して治療効果を更にあげる事が考えられ,各種の投与方法にしたがつて再びその応用範囲が拡大されつゝある。又一方優秀なる新S剤創製に不断の努力が続けられて居る。
 私は大日本製藥株式会社よりドミアンなる新しいS剤の提供を受け,眼局所に応用しすぐれたる臨床効果を認めたので茲に報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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