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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科8巻4号

1954年04月発行

文献概要

臨床実驗

Hydrazid内服中に見られた結膜炎に就いて

著者: 佐野公子1

所属機関: 1大阪北野病院

ページ範囲:P.474 - P.475

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 最近,結核の新治療剤として注目されている,Isonicotinic acid hydrazidは其の後各国に於いて臨床実験が重ねられ,今日までの所,相当の効果が期待されている。しかも生命に危険を及ぼす様な重篤な副作用は無いと言われているが,稀には一過性の視力障碍,眩暈,便秘,膝蓋腱反射亢進,血中のEosinophilie等を来たす事があると言われている。最近本院に於いてHydrazid内服に関係があると思われる結膜炎の一例を経験したのでこゝに報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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