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臨床実驗
ホルネル氏症候群を呈した1例に於て観察した亂視に對する1考察
著者: 山本坦1
所属機関: 1和歌山医大眼科
ページ範囲:P.484 - P.486
文献購入ページに移動 私達が外来診療に於てホルネル氏症候群を呈する患者に遭遇する事は,決して珍らしい事ではない。又これらホルネル氏症候群の最も著明なる変化として認めうる,縮瞳に関する成因,或はこれに対する種々の検査については今迄に多くの報告があるのは云う迄もない。私は最近ホルネル氏症候群と思われる1患者を観察する機会に惠まれたが,その際著明な乱視を証明し,これにCocain-Adrenalin testを行つた所,乱視軸が興味ある変化を来した。それより従来,未だ議論の余地あるとされている,毛様筋の二重神経支配就中,交感神経の調節に及ぼす影響について一考察を試みたので報告する。
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