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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科8巻4号

1954年04月発行

文献概要

臨床実驗

コンタクト・レンズによる眼球運動の描寫

著者: 新谷重夫1 高橋謙治1

所属機関: 1日大眼科

ページ範囲:P.515 - P.517

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 眼球の運動は一つの重要な生理的機能であつて夫々によつて我々は本を読んだり,物を見たりする。この運動を観察するには最早や主観的に大ざつぱになすのみでは不充分であるから,種々の器具によつて客観的に観察することが行われるように努力された。Duke-Elderによればこの客観的観察法には三つの基本的の方法があると云う。第一は機械的方法,第二は光学的方法,第三は電気的方法である。我々はさきに成形コンタクト・レンズについて発表したが,その際コンタクト・レンズが眼球に良く適合した場合には夫が眼球と共に良く運動するのを見て,之を利用したならば眼球運動の描寫がうまく出来るのではないかと考え第一,第二の混合法とも云うべき方法によつて運動描寫に成功したので之を報告し御批判を乞う次第である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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