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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科8巻5号

1954年05月発行

文献概要

臨床実験

網膜色素線形成と黄斑部円板状変性併発例

著者: 宮崎榮一1

所属機関: 1京大眼科

ページ範囲:P.571 - P.575

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 網膜色素線条に関しては1891年O.Plangeが始めて記載1892年Knappが命名して以来内外文献に数多く発表され1929年Groenblad u Stran-dberg及び1931年Marchesani u Wirzが弾力線維性仮性黄色腫の併発例を報告しその成因が全身的な弾力線維の変性にあると報告して以来本邦でも多数の報告があり現今では之を上述の如き系統的疾患として認めるに異論は無い。然るに網膜色素線条と黄斑部円板状変性との合併については1926年Wildiが記載更に1932年Hartung,1938年Boeck,1939年Hagedoorn最近では1947年Bertha A.klien及び本邦でも昭11年松沢氏,松山氏,伊藤氏の報告があるのみでBoeck, Hage-doorn, Klienは組織病理の上より詳しくその成因を追究している。私は最近網膜色素線条,黄斑部円板状変性及び弾力線維性仮性黄色腔の合併例を見たので茲に報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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