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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科8巻6号

1954年06月発行

文献概要

臨床実験

瞼裂縮小内眼角贅皮を伴う眼瞼下垂手術に就て

著者: 登坂健二郞1

所属機関: 1新潟大学眼科教室

ページ範囲:P.719 - P.720

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 瞼裂縮小,内眼角贅皮を伴う眼瞼下垂手術に際してはその中何れを先に手術矯正すべきか,又如何なる術式によるべきか等の点で難しい手術の一つとされている。
 私は先に手術7巻12号(昭28)誌上に三国教授共著にて母子に現われた症例に於て内眼角贅皮に対してはKuhnt氏法を行い,眼瞼下垂に対してはHess-石原氏の方法にて手術して好成績の得られたこと及び従来文献を考察した結果から先ず隆鼻術を行つて低い鼻を高くすると同時に内眼角贅皮及び内眼角間距離の矯正をなし,次いで眼瞼下垂手術を行い,それで足らざる場合には瞼裂縮小に対する手術をするのがよいように思われると述べた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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