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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科8巻6号

1954年06月発行

私の経験

アクロマイシンの臨床小経験

著者: 中泉行正

ページ範囲:P.739 - P.739

文献概要

 オーレオマイシンのレダリー会社より最近アクロマイシンが発売されたので,桐沢博士の御好意により其の内服用のカプセル入のものを分与されたので,主として結膜炎患者に試用してみたのでまだ短時日ではあるが,其結果を記させて頂きます。
 桐沢博士の日眼宿題報告によれば我々の所の患者の75%か80%が化学療法の対象となる眼疾患だそうで,大学病院はわづかに30か35%にすぎないそうで,我々の方が倍以上もの抗生物質を使用すべき患者があるので,この抗生物質の使用法は実に眼科医師の最も大切な事というべきである。そして抗生物質を使用すべき疾患の大部分は結膜の炎症及それに附随した疾患である。結膜炎症に対する抗生物質の使用法は一番大切な事と云うべきである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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