文献詳細
文献概要
臨床実験
眼疾患に対するT.P.D.Thiamine propyl disulfideの試用経験
著者: 有沢武1 井出俊一1
所属機関: 1神戸医大眼科学教室
ページ範囲:P.75 - P.76
文献購入ページに移動 従膜中心性網膜炎,視神経炎,眼筋麻痺等の治療に就いては,その原因の判然としない症例では眼注,ヨードカリの内服,ザルブロ,葡萄糖,抗ヒスタミン剤の注射,腰椎穿刺及び,ビタミンB1髄腔内注入等の加療を行つて来たが,尚難治のものが少くない。私共は長期間上記治療を行つて難治であつた各症例に外来に於てチオール型ビタミン誘導体製剤「アリナミン」(Thiamine propyldisulfide)を投与して,予期以上の治療成績を得たので報告する(以下Thiamine propyl dis-ulfideをT.P.D.と略記する)。
掲載誌情報