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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科9巻1号

1955年01月発行

文献概要

私の経験

アトロピンとピロカルピンの作用機序に就いて

著者: 宇山安夫1

所属機関: 1阪大

ページ範囲:P.115 - P.115

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 A (アトロピン),P (ピロカルピン),E (エゼリン)の略。
 AとPは共に臨牀医家にとつて日常欠くことの出来ない藥剤であるに拘らず,其作用機序に就ては,なお明かでない点が少くない。その作用にしても,個人差,動物と人との間に於ても著しい差異がある。一般に人眼では1回の点眼で2週間の長い散瞳効果を持続する。この点のみを取上げて見ても,E,P等とは雲泥の相異がある。然らばAが何故たこのように長期間散瞳的に作用を持続するかと云うと,夫には,充分な説明がなされて居らない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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