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私の経験
アトロピンとピロカルピンの作用機序に就いて
著者: 宇山安夫1
所属機関: 1阪大
ページ範囲:P.115 - P.115
文献購入ページに移動 A (アトロピン),P (ピロカルピン),E (エゼリン)の略。
AとPは共に臨牀医家にとつて日常欠くことの出来ない藥剤であるに拘らず,其作用機序に就ては,なお明かでない点が少くない。その作用にしても,個人差,動物と人との間に於ても著しい差異がある。一般に人眼では1回の点眼で2週間の長い散瞳効果を持続する。この点のみを取上げて見ても,E,P等とは雲泥の相異がある。然らばAが何故たこのように長期間散瞳的に作用を持続するかと云うと,夫には,充分な説明がなされて居らない。
AとPは共に臨牀医家にとつて日常欠くことの出来ない藥剤であるに拘らず,其作用機序に就ては,なお明かでない点が少くない。その作用にしても,個人差,動物と人との間に於ても著しい差異がある。一般に人眼では1回の点眼で2週間の長い散瞳効果を持続する。この点のみを取上げて見ても,E,P等とは雲泥の相異がある。然らばAが何故たこのように長期間散瞳的に作用を持続するかと云うと,夫には,充分な説明がなされて居らない。
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