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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科9巻10号

1955年10月発行

文献概要

図譜

黄斑部疾患図譜(4)

著者: 中村康1

所属機関: 1日本医大

ページ範囲:P.1185 - P.1186

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解説
黄斑部の血管変状
1)黄斑部は乳頭黄斑血管だけで栄養されるのでなく,此外に上下耳側血管から分岐されて黄斑部に向う血管の吻合に依つて黄斑窩底血管蹄係を造つている。其で私共は中心窩を越えて中心窩底に向う血管を検眼鏡的に認め得るのは,光線反射輪と中心窩底反射との距離の1/4位の処までである。其から中心に向つて迄細血管が見られたら血管の怒張である。
2)健康黄斑部の血管は中心窩底に向つて放射線状に走つているので,之を横ぎつて太い血管のあることはない。然し稀に太い血管が黄斑反射輪内を水平に走りぬけているのが認められる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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