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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科9巻10号

1955年10月発行

臨床実験

眼科的諸種疼痛に対するアミノプロピロン製剤の鎭痛作用

著者: 伊佐敷康政1 井後吉久1

所属機関: 1鹿児島大学眼科教室

ページ範囲:P.1216 - P.1218

文献概要

 種々の眼疾によつて起る疼痛は視力障碍と共に眼科に於て大きな主訴の一つであり夫々その疾病の種類程度或は個人差等によつてその現われ方は色々である。且つそれによつてその病気の診断治療予後等が考慮されるので一藥剤の鎮痛作用等に就て一概には論じ難い。然し出来る丈速かに患者の苦痛を和らげるために古くから種々の方法が試みられている。
 偶々私共は本年3月7日32歳の男子の左眼に著明な眼窩神経痛(三叉神経第一,第二枝共)を認めイルガピリン5c.c.を臀筋内に注射した処注射後数時間で全く疼痛は去り再発も認めずこれ迄の報告のように相当の効果を認めたのでこの種製剤の使用に興昧を持つていた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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