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臨床実験
進行性老人性繊維樣虹彩実質萎縮症(口絵参照)(Iridoschisisについて)
著者: 野寄達司1 神吉和男1
所属機関: 1順天堂大学医学部眼科
ページ範囲:P.1219 - P.1221
文献購入ページに移動緒言
進行性老人性繊維様虹彩実質萎縮症は特異で,しかも極めて稀な疾患である。1922年に初めてSchmittが特殊な病変として報告して以来,現在に至る迄欧米でも僅かに13例の報告を数えるに過ぎない。我国においては未だ本症の報告例が1例もなく,従つて紹介されていない。
本症は老年期に好発し,両眼虹彩の下方1/4に特異な虹彩実質の萎縮性変化をおこすものであつて,その状態はあたかも虹彩実質層が鼠にかまれた後の様に分裂し,繊維様の萎縮を生じている様にみえる。
進行性老人性繊維様虹彩実質萎縮症は特異で,しかも極めて稀な疾患である。1922年に初めてSchmittが特殊な病変として報告して以来,現在に至る迄欧米でも僅かに13例の報告を数えるに過ぎない。我国においては未だ本症の報告例が1例もなく,従つて紹介されていない。
本症は老年期に好発し,両眼虹彩の下方1/4に特異な虹彩実質の萎縮性変化をおこすものであつて,その状態はあたかも虹彩実質層が鼠にかまれた後の様に分裂し,繊維様の萎縮を生じている様にみえる。
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