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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科9巻11号

1955年11月発行

文献概要

臨床実験

有害光線の輻輳機に及ぼす影響

著者: 佐伯讓1

所属機関: 1日本医科大学眼科教室

ページ範囲:P.1300 - P.1304

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緒言及目的
有害光線のうち赤外線及紫外線の眼に及ぼす影響については紫外線は眼瞼,皮膚,結膜,角膜,水晶体等に依つて吸收され,眼底に達する光は可視光と赤外線である。水晶体は最も強く紫外線を吸收する能力がありVogtに依ると赤外線は75〜80%は虹彩に2%は硝子体前面に,7%は網膜に達すると云う。水晶体にて吸收される赤外線の量は角膜,虹彩を透過せるものの3%であると云われる。又紫外線については所謂電気性眼炎,赤外線については赤外線白内障が知られているが,眼機能的方面については富田氏が赤外線に依る屈折性遠視性変状及調節力減退を招来すると述べて居られるが輻綾機能方面については報告が少く,中村教授は今回有害光線被曝者の比較輻輳力の検討を命ぜられた。而してその目的を要約すれば主として
1)有害光線被曝前後の影響如何

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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