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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科9巻11号

1955年11月発行

文献概要

臨床実験

Glaukomflecken(Cataracta disserninata Subepithelialis glaucomatosa acuta)の4例

著者: 曲直部正夫1

所属機関: 1大阪逓信病院眼科

ページ範囲:P.1306 - P.1309

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 Vogtが1923年その一例を始めて経験し,1930年Glaukomflecken詳言するとCataracta disse-minata subepithelialis glaucomatosa acutaなる名称でZurichの学会に発表した所の新しい水晶体溷濁は其の性質上興味あるものとして識者に認められその存在は最早や確固たるものとなつて来た。然し今日迄それに関連する報告は西洋では僅か数人の報告があるのみで我国に於ても鹿野信一(昭18),三宅寅一(昭28)の報告があるに止つている。
 私は昭和21年斯かる例に始めて遭遇した。当時は,其の何物であるか了解に苦しみ或は手術の結果惹起された水晶体の偶発的傷害ではないかと不安に駆られた事があつた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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