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私の経験
表層角膜炎の治療に就て
著者: 入野田公穗1
所属機関: 1弘前大学
ページ範囲:P.1337 - P.1340
文献購入ページに移動 表層角膜炎と一般に称せられて居るものには二型あり即ち瀰蔓性表層角膜炎と点状表層角膜炎であるが執れもその罹患部は角膜上皮層及びボーマン氏膜,角膜実質前層に限られる。しかし乍らその原因は多種で,瀰蔓性表層角膜炎は眼瞼疾患,急性並に慢性結膜炎,トラコーマ,鞏膜炎,虹彩毛様体炎等と共に併発することも多いが,それのみが単独に発症することも尠くない。又点状表層角膜炎は結膜炎に併発することが屡々で,微生物特にビールス感染と関連性を持つことが多いのは周知の事である。
而して之等の疾患に就ては,その原因に対する治療が根本的なことであり,多種類の原因による症例箇々が夫々その治療法を異にするのは勿論であるが,従来之等疾患の治療法は区々で一定せるものが無かつた。
而して之等の疾患に就ては,その原因に対する治療が根本的なことであり,多種類の原因による症例箇々が夫々その治療法を異にするのは勿論であるが,従来之等疾患の治療法は区々で一定せるものが無かつた。
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