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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科9巻12号

1955年12月発行

文献概要

私の経験

眼精疲労の検査法及び治療法

著者: 梶浦睦雄1

所属機関: 1福島県立医科大学

ページ範囲:P.1427 - P.1430

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Ⅰ.緒言
 普通健康人では物を見ると云う事は意識下にある,然し何等かの障害があつて,為に無理に視機能を明快にしようと云う意識した努力をする時に起つて来る全身特に眼の症候群を称して「眼精疲労」と云える。それ故眼精疲労と云うのは決して一つの病名ではなく,唯単に症候群に対して与えられた名称である。
 従つて眼精疲労はその原因が甚だ多く,且つ複雑で,一つの原因のみの事もあるが,2つ,3つの原因が組合されて居る事も多い。そこで診断は甚だ難かしい事が多く,真の原因を決めるには,確実に且つ系統的に考えて,然る後にそのよつて来る根本を考慮して適切な治療を行なわねばならない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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