臨床眼科9巻2号

1955年02月発行

特集 第8回日本臨床眼科学会 原著〔一般講演〕

（10）山地式「万国式平仮名試視力表」—（第1版）に就て

著者： 山地良一¹ 向山昌信² 山地美惠子³ 安藤純¹

所属機関： ¹和歌山医大眼科 ²柏原日赤眼科 ³藤井寺眼科

ページ範囲：P.197 - P.200

　著者の1人山地（良）は先に5.0m用試視力表として，平仮名2列，双魚視標1列，ラ環2列より成る試視力表を発表した。実際に印刷するに際して之に次の様な改正を加えた。
　即ち，第1列の平仮名視標の「に」（0.15）と「こ」（0.2）を取換えたが，之は印刷紙面の大きさの関係によるものである。又，第4列のラ環の代りに考案者の山森先生の許可を得て六六環（4方向）を使用した。