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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科9巻2号

1955年02月発行

文献概要

特集 第8回日本臨床眼科学会 原著〔一般講演〕

(2)社會保險に於ける眼科手術の難易性に就いて

著者: 堀田倶寛1

所属機関: 1慈恵医大

ページ範囲:P.237 - P.241

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 現行の社会保険の点数は極めて不合理であつて,之を是正せんとする声は可なり以前からあつたのであるが,何れも個々に訴えて居た程度で,団体としての声,特に学会として纒つた意見はなかつた様である。私はこの臨床眼科会に於て始めてこの問題を取り上げて大方の批判を乞い,今後大きな運動となる事を期待し,希うものである。
 今回は眼科手術に問題を限り,点数再検討の基礎データーとして,従来の保険点数には全く関係なく独自の立場で手術の難易と手技の複雑さの2つを基準にして点数を算出して見たのである。従つて之は手術の難易係数と云うべきものであつて,之に他の色々の要素(例え包帯材料,使用藥品,同器具使用助手其他経営の問題等々)を加えて考えなければ真の手術点数とはならないものである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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