文献詳細
特集 第8回日本臨床眼科学会
原著〔一般講演〕
文献概要
白内障手術法の改良の一端として,アキネジアの方法を検討し,クラーレ作用を有する藥物を全身投与した場合にあらわれるアキネジアの効果を白内障手術に応用しようとした。
クラーレの白内障手術への応用は,1949年D.B.Kirbyの報告以来,海外文献に散見するところであるが,その投与方法は,凡てKirbyの呈示した静脈内投与方法にもとづいている。Kirbyによれば,クラーレによる全身アキネジアの長所は,他のアキネジアと異なり,繊細な白内障手術にとつて最も望ましい所の(1)静かな眼,(2)静かな患者,(3)静かな術者の3条件を満足さすことである。
クラーレの白内障手術への応用は,1949年D.B.Kirbyの報告以来,海外文献に散見するところであるが,その投与方法は,凡てKirbyの呈示した静脈内投与方法にもとづいている。Kirbyによれば,クラーレによる全身アキネジアの長所は,他のアキネジアと異なり,繊細な白内障手術にとつて最も望ましい所の(1)静かな眼,(2)静かな患者,(3)静かな術者の3条件を満足さすことである。
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