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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科9巻2号

1955年02月発行

文献概要

特集 第8回日本臨床眼科学会 原著〔一般講演〕

(32)白内障手術の改良研究—(第1報)クラーレの白内障手術への應用

著者: 百々隆夫1

所属機関: 1京府大眼科

ページ範囲:P.276 - P.278

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 白内障手術法の改良の一端として,アキネジアの方法を検討し,クラーレ作用を有する藥物を全身投与した場合にあらわれるアキネジアの効果を白内障手術に応用しようとした。
 クラーレの白内障手術への応用は,1949年D.B.Kirbyの報告以来,海外文献に散見するところであるが,その投与方法は,凡てKirbyの呈示した静脈内投与方法にもとづいている。Kirbyによれば,クラーレによる全身アキネジアの長所は,他のアキネジアと異なり,繊細な白内障手術にとつて最も望ましい所の(1)静かな眼,(2)静かな患者,(3)静かな術者の3条件を満足さすことである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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