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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科9巻2号

1955年02月発行

文献概要

特集 第8回日本臨床眼科学会 原著〔一般講演〕

(37) Gougerot-Sjogren-Syndromeに対するParotinの効果(抄録)

著者: 小原博享1

所属機関: 1名古屋鉄道病院

ページ範囲:P.303 - P.304

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 私は先きは臨眼に投稿済の一例の他に,2例を加えた3例のOphthalmo-Rhino-Stomato-Xerosisに唾液腺内泌ホルモンParotinを筋肉内注射したが,本症に対しては著効が認められた。
 1)眼,口内の乾燥症は勿論,関節炎に対しても著効認められ,乾燥症は消失し,関節痛は消失す,之等の効果の生ずるのは凡そ,24時間後より始まり,注射量3粍を5回,2〜5日の間隔で注射して,注射終了後4カ月を得ても口腔乾燥症は消失して居るが,眼の乾燥感は再燃して居るのが一例,他の一例は2カ月後でも全く快調である。他の一例は目下,治療中であるが全く良好な状態である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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