文献詳細
臨床実験
文献概要
私のトヲコーマ(以下トと略す)研究は,主として終戦と共に始まり,日尚浅いが,今回(昭和28年5月)京都眼科学会に於て,宿題報告として其成果を綜合発表する機会を与えられた。其一部は既に紙上発表したものもあるが,之を除き未発表のものに就て,数報に分割して報告する。
最近,赤木はト分類法に関して,一私案を発表し(臨眼,7巻,8号),分類注の統一を強調しているが,之は眼科医め総てが一様に,既に久しく痛感して来たもので,提唱の寧ろ遅きに過ぎた感がある次第である。私も後に稿を改めて之に触れる予定であるが,茲では,ト分類法に関係あるト疑似症の問題に就て論及し度い。
最近,赤木はト分類法に関して,一私案を発表し(臨眼,7巻,8号),分類注の統一を強調しているが,之は眼科医め総てが一様に,既に久しく痛感して来たもので,提唱の寧ろ遅きに過ぎた感がある次第である。私も後に稿を改めて之に触れる予定であるが,茲では,ト分類法に関係あるト疑似症の問題に就て論及し度い。
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