icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科9巻3号

1955年03月発行

文献概要

臨床実験

健康眼に於ける眼球圧迫後の比較眼圧上昇Relative Hypertensionに就いて(予報)

著者: 池辺五十雄1

所属機関: 1熊大眼科

ページ範囲:P.445 - P.447

文献購入ページに移動
 眼球を或る時間或る圧力で圧迫して後,此の圧迫を除けば,その直後の眼圧は加圧前の初圧より下降しているものであるが,時間が経つにつれて次第に上昇し遂に加圧前の初圧へ戻るものである。普通は復圧の途中に於いて加圧前の初圧より高くなることはないのであるが,時により高くなることがある。之を比較眼圧上昇relative hyper-tension (R.H.)という。RH.は緑内障眼にはしばしば起るが,健眼では稀だと云われている。私は健眼に於いてこういう現象が見られるかどうか又その場合如何なる圧を,どれ位の時間眼球に作用させれば除圧後何分位で此の現象が起るものであろうかと考え,此の実験を行つたところ,幸い此の現象らしい場合に遭遇したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら