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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科9巻4号

1955年04月発行

特集 眼科臨床の進歩Ⅲ

腎疾患・高血圧と眼

本態性高血圧症と眼底

著者: 藤井靜雄

ページ範囲:P.647 - P.656

文献概要

 高血圧症は現今本邦医学界に於て重要視せられてる疾患である。蓋し本症に続発する脳卒中死が国民死亡率の第一位を占むるに至つたからである。
 恩師稲田龍吉先生は既に今より30余年前に本態性高血圧症essentielle Hypertonieを重要視せられ私に対して其の研究を命ぜられたのである。そこで私は先づ病理解剖から研究する事になり,其の当時最も剖検数が多かつた泉橋慈善病院病理部に於いて着手した。即ち大正10年(1921)より今日迄に高血圧症の剖検数85屍体に及んでいる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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