文献詳細
特集 眼科臨床の進歩Ⅲ
文献概要
日本において視力として扱われて来たものは,主として試視力表,視標に関するものである。新美直氏がC環を試作され,Hessの万国視力表の発表を機として,以後石原忍氏の片仮名型,井上達二氏の井上鉤,中村康氏のひらがな型が行われる。この間,中川順一氏の対数試視力表と,山森昭氏の66環が独自の立場において存在するのは,試視力表学としては特記さるべきである。小児に対する試視力表や検査法は,大山信郞氏や山地良一氏等により究明され,光学系理論も山森,山地,中島(章)氏等の研究を生んだ。
視力が1分角理論の下に我国に於ても行われているがそうした視角論では井上達二氏の40"説はHartridge (1947)が錐体径3μと仮定してco-ne-unit 41,236"をあげている点で注目される。
視力が1分角理論の下に我国に於ても行われているがそうした視角論では井上達二氏の40"説はHartridge (1947)が錐体径3μと仮定してco-ne-unit 41,236"をあげている点で注目される。
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