文献詳細
文献概要
臨床実験
小口氏病に対する頸動脈毬レ線照射に就いて
著者: 倉田和美1
所属機関: 1東京医大眼科教室
ページ範囲:P.767 - P.770
文献購入ページに移動 小口氏病は周知の通り明治40年に小口教授に依り始めて其の特異な症状が発表せられ,以来幾多の報告並びに討論がなされて来た。併し其の光神を増強し様と試みたものは極めて尠ない。
最近上岡氏は小口氏病の第I型に対し,レ線間脳照射を試み良好な成績を得られている。私共は今回偶然に小口氏病第I型の患者を得たので,之に対しレ線頸動脈毬照射を試みた所,些か乍ら効果を認め得たので,此処に其の成績を報告し,諸賢の御批判を仰ぎ度いと思う。
最近上岡氏は小口氏病の第I型に対し,レ線間脳照射を試み良好な成績を得られている。私共は今回偶然に小口氏病第I型の患者を得たので,之に対しレ線頸動脈毬照射を試みた所,些か乍ら効果を認め得たので,此処に其の成績を報告し,諸賢の御批判を仰ぎ度いと思う。
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