icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科9巻5号

1955年05月発行

文献概要

臨床実験

諸種眼疾患に対するアミピロの効果に就いて

著者: 重松典雄1 前田泰子1

所属機関: 1北野病院

ページ範囲:P.786 - P.787

文献購入ページに移動
 先に吾々はイルガピリンが単に鎮痛作用を示すのみならず,炎症性眼疾患に特異なる消炎作用を呈する事を報告した(臨眼7巻12号)。Stenzlによつて1949年創製されたアミノピリンとブタグリヂンの含剤であるイルガピリンはその卓効と共に又強い副作用を呈する事を経験して来た。
 然るに本邦に於て京都大学荻生教授並びに高橋教授等によりピラツオロン系化合物Dimethyl-aminopropyonylaminoantipyrin (アミノプロピロン)が合成せられ,本剤がブタゾリヂンと同様にアミノピリンを高濃度に溶解し,且つ鎮痛作用が強く,毒性がブタゾリヂンの1/4に過ぎないことが証明せられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら