文献詳細
臨床実験
文献概要
先に吾々はイルガピリンが単に鎮痛作用を示すのみならず,炎症性眼疾患に特異なる消炎作用を呈する事を報告した(臨眼7巻12号)。Stenzlによつて1949年創製されたアミノピリンとブタグリヂンの含剤であるイルガピリンはその卓効と共に又強い副作用を呈する事を経験して来た。
然るに本邦に於て京都大学荻生教授並びに高橋教授等によりピラツオロン系化合物Dimethyl-aminopropyonylaminoantipyrin (アミノプロピロン)が合成せられ,本剤がブタゾリヂンと同様にアミノピリンを高濃度に溶解し,且つ鎮痛作用が強く,毒性がブタゾリヂンの1/4に過ぎないことが証明せられた。
然るに本邦に於て京都大学荻生教授並びに高橋教授等によりピラツオロン系化合物Dimethyl-aminopropyonylaminoantipyrin (アミノプロピロン)が合成せられ,本剤がブタゾリヂンと同様にアミノピリンを高濃度に溶解し,且つ鎮痛作用が強く,毒性がブタゾリヂンの1/4に過ぎないことが証明せられた。
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