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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科9巻6号

1955年06月発行

文献概要

臨床実験

閃輝暗点症の脳波に就いて

著者: 矢ヶ崎薫1

所属機関: 1佐伯病院

ページ範囲:P.883 - P.886

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 閃輝暗点症の本態については今日なお推測の域を出ていない。今,暗点及び半盲の出現を偏頭痛発作に対するAuraを考えるならば,真性癲癇におけるAuraに類似を求める事が出来る。又真性癲癇の原因の一説として脳における血管の攣縮によるものであるとの説があげられている。この点からも偏頭痛と真性癲癇との間には類似した点がある様に思われる。
 脳波(以下E.E.G.)は脳腫瘍或いは癲癇の診断には不可欠のものとされているが,私の渉猟した所では本邦に於て今日までに閃輝暗点症の患者についてE.E.G.測定を行った報告は見られないようである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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