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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科9巻7号

1955年07月発行

文献概要

臨床実験

手術後球結膜に発生した肉芽腫

著者: 小原博亨1 長屋幸郞1 澁谷聰1

所属機関: 1名古屋鉄道病院

ページ範囲:P.963 - P.965

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 霰粒腫に続発して瞼結膜に肉芽腫の発生する事は周知の事であるが,手術後手術部位の球結膜に特徴の無い肉芽腫が発生する事はWagenmannのVerletzungen des AugesやW. Lohlein-GenaのHandbuch der Speziellen PathologischenAnatomie u. Histologieにも明記されて居るにも関らず本邦では其の報告が少い。殊に球結膜に発生した原著報告は無い。私はトラコーマ,梅毒,結核等を病因とする炎性肉芽組織増殖或は細菌性肉芽と異る手術後手術部位の球結膜に発生した肉芽腫を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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